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「本屋大賞の作品、気になるけど自分に合うかな?」と思っている方へ。
2025年の本屋大賞に選ばれた、阿部暁子さんの『カフネ』を読みました!
結論から言うと、読み終わったあと「幸せな気持ちになれた〜!」という1冊です😊
しかも、2026年10月15日に文庫版が発売されました。
「文庫になったら読もうかな」と思っていた方には、ちょうどいいタイミングかもしれません📚
司書歴15年の私が、ネタバレなしで正直な感想を書いていきますね。
作品情報
- タイトル:カフネ
- 著者:阿部暁子
- 出版社:講談社
- 単行本:2024年5月
- 文庫版:2026年10月15日(講談社文庫)
- 受賞:2025年本屋大賞
どんなお話?(ネタバレなし)
主人公は、法務局に勤める41歳の野宮薫子。溺愛していた弟・春彦を急に亡くし、悲しみにくれています。
弟の元恋人だった小野寺せつなと出会い、せつなが勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことになります。
性格も考え方もちがう2人が、どんなふうに関わっていくのかが読みどころです。
📝 読み終わって思ったこと
あったかくて美味しいご飯は、みんなを幸せにする
読み終わって幸せな気持ちになれたのは、ご飯のおかげだと思います。
登場人物たちが、美味しいご飯を前にして満ち足りた表情になるのが、たまらなく好きなんです。
あったかくて美味しいご飯は、みんなを幸せにする。
それは読んでいる私も例外ではありませんでした(食いしん坊ですみません〜💦)
せつなが作るプリンの場面が、忘れられない
いちばん心に残っているのは、せつなの作るごはんです。
なかでも忘れられないのが、母子家庭の川上千佳子さん・鈴夏ちゃん親子の家に、家事代行のボランティアで訪れた場面。
娘の鈴夏ちゃんが「ほしいもの」と言ったプリンを、せつながあっという間に作ってしまうんです🍮
そのときの、せつなの言葉がとても印象的でした。
未来は暗いかもしれないけど、卵と牛乳と砂糖は、よっぽどのことがない限り世界から消えることはない。あなたは、あなたとお母さんのプリンを、自分の力でいつだって作れる
(阿部暁子『カフネ』講談社)
私には、せつなから鈴夏ちゃんへのエールに聞こえました。
一生懸命すぎる薫子にも、幸せになってほしい
主人公の薫子は、掃除が得意で、仕事がテキパキできる人。
心が真っすぐで、一生懸命すぎるくらい一生懸命なんです。
だからこそ、不妊治療で子どもを授かれずに心が傷つき、夫とも離婚して…。
そのうえ、溺愛していた弟まで亡くしてしまうんです。
読みながら、薫子にも幸せになってほしいと強く思いました。
亡くなった弟・春彦の分まで、長生きしてほしいです。
読み返したら、せつなが愛しくなった
今回、記事を書くためにもう一度借りて見返してみたんです。
そうしたら、前に読んだときより、せつなが愛しいな〜と感じるようになっていました。
薫子のように、彼女に笑って幸せな人生を送ってほしいと心から思ったんですよね。
もう、この作品の登場人物みんな幸せになれ〜!と願わずにはいられません😂
タイトル「カフネ」の意味を知ると…
「カフネ」は、ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指を通すしぐさ」という意味です。
最後まで読んでこの意味がわかったとき、読んでいる私も「愛する家族」のことを思い浮かべていました。
そして、満ち足りた、言葉にならない気持ちが込み上げてきたんです。
これを「しあわせ」というのでしょうか…?
どんなふうにこの言葉が心にしみてくるのかは、ぜひ本で確かめてみてくださいね😊
こんな人におすすめ
- 美味しいご飯の話が読みたい人
- 明日頑張る力をもらいたい人
- 大切な家族がいる人
読みやすい?読むのにかかった時間
結論から言うと、読みやすかったです!
私は通勤時間と昼休みに読み進めて、あとは休日に家で読んで、1週間ほどで読み終わりました📚
(単行本は304ページです)
本を開く時間がなかなか取れない…という人は、Audible版もありますよ!
Audibleを実際に使ってみた感想は、こちらにまとめています👇
司書がAudibleを1ヶ月使って、1冊も聴き終わりませんでした|それでも続ける理由
『カフネ』は、Audibleの聴き放題で聴けます(2026年10月時点)。
Audibleには30日間の無料体験があります。登録したら、その日のうちに10分でいいので聴いてみてください👂
単行本と文庫、どっちで読む?
| 単行本 | 文庫版 | |
|---|---|---|
| 発売 | 2024年5月 | 2026年10月15日(講談社文庫) |
| 価格(税込) | 1,870円 | 990円 |
文庫版は、単行本より880円お手頃です。サイズも小さいので、カバンに入れて持ち歩きやすいですよ📚
「時間がないから聴きたい」ならAudible、「手元に置きたい」なら文庫版、というふうに選ぶのもおすすめです😊
読む前に知っておきたいこと
『カフネ』には、つらいテーマも出てきます。
- 大切な家族を突然亡くすこと
- 不妊治療や離婚
私自身はどちらも経験がないので、物語として読むことができました。
でも、同じ経験がある人には、読んでいてしんどく感じる場面があるかもしれません。
そんなときは無理せず、いったん本を閉じてもOKです。
読み終わったとき、私は幸せな気持ちになれた1冊でした😊
図書館で借りるなら、根気よく
『カフネ』は2025年の本屋大賞受賞作ということで、私の勤める大学図書館でも大人気です。
いつもは貸出中になっていて、今回借りられたのはたまたまでした😂
図書館で読みたい方は、予約して根気よく待ってみてくださいね(その間に別の本を読みながら♪)
すぐに読みたい方は、手に取りやすい文庫版もおすすめです。
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まとめ|「幸せな気持ちになれた」1冊
『カフネ』は、読み終わったあと幸せな気持ちになれるお話でした。
- あったかくて美味しいご飯が、登場人物も読んでいる私も幸せにしてくれる
- せつなが作るプリンの場面と、鈴夏ちゃんへの言葉が忘れられない
- 一生懸命すぎる薫子にも、幸せになってほしい
- 読み返したら、せつなが愛しくなった
- タイトル「カフネ」の意味を知って、愛する家族を思い浮かべた
美味しいご飯の話が読みたい人、明日頑張る力をもらいたい人に、ぜひ読んでほしいです📚

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