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『遠まわりする雛』まで読んで、「5作目の『ふたりの距離の概算』って、どんなお話?」と気になっていませんか?
結論から言うと、「なぜ?」が気になって、どんどん読み進めたくなる1冊でした!
288ページを、2日・約2時間半で読み終わりました📚
早くブログ記事にしたくて、土曜日にがんばって読み進めたんです😂
この記事では、司書歴15年の私が、前半はネタバレなしで『ふたりの距離の概算』の感想をお届けします。
後半には、ボタンを押すと開くネタバレありの感想もあります。終盤の277ページの場面についても書いているので、読み終わった人だけ開いてくださいね。
『ふたりの距離の概算』の作品情報
- 書名:ふたりの距離の概算
- 著者:米澤穂信
- 出版社:KADOKAWA(角川文庫)
- 発売日:2012年6月22日
- ページ数:288ページ
- シリーズ:〈古典部〉シリーズの5作目(『遠まわりする雛』の続き)
私は職場の図書館で借りて読みました📚
『ふたりの距離の概算』のあらすじ(ネタバレなし)
奉太郎たちは高校2年生になり、古典部に新入生の大日向友子さんが仮入部します。
ところが大日向さんは、本入部の直前に「入部をやめる」と言い出すんです…!
入部をやめると告げた日にも、部室に来ていた大日向さん。
彼女に、いったい何が起きていたの…!?
部室を出ていった大日向さんは、摩耶花とすれちがいます。
そして「入部しない」と話すんです。
部室に来た摩耶花が、奉太郎と千反田さんに事情を聞こうとすると…
千反田さんは、こうつぶやいて部室を出ていくんです👇
やっぱり⋯⋯。わたしのせいで
(米澤穂信『ふたりの距離の概算』角川文庫 p.17より)
どうですか、気になりますよね〜!?
本当に千反田さんのせいなの…!?
入部の締め切り日は、学校のマラソン大会の日。
奉太郎は走りながら、大日向さんの心変わりの理由を推理していきます🏃
走りながら推理するのがワクワク!
結論から言うと、走りながら、部員たちに話を聞いて謎を解いていくところがおもしろかったです!
おもしろかったのは、この3つです👇
- 学校行事のマラソン大会中に、関係者(古典部員たち)に聞き込みながら、走りながら推理するという状況がおもしろい
- 一人ずつ部員たちを見つけて話を聞く中で、真相に近づいていく展開にワクワクする
- 奉太郎が、新入生が本入部しないことでこんなに一生けんめいになるなんて⋯これは千反田さんが関係しているからなのか(きゃ〜!)
「省エネ」がモットーの奉太郎が、マラソン大会の最中に推理するんです😂
時間がなくても読める?
結論から言うと、読めます! 私は2日・約2時間半で読み終わりました。
- 期間:10月31日〜11月1日の2日間
- 読んだ時間:約2時間半
- 一気読みしたくなる?:続きが気になった!
大日向さんは、千反田さんが原因で入部をやめたみたいだったんです。
「なぜ?」が気になって、どんどん読み進めました📖
時系列が前後するけど、迷わない?
『ふたりの距離の概算』は、現在(マラソン大会中)と過去(回想)が行ったり来たりします。
なので、迷ってしまう人もいるかも…!?
でも、安心してください!
章の中に、こんな見出しがつくんです👇
- 現在:〇〇km地点:残り〇〇km
- 過去:〇〇日前
「いまはマラソン大会中の話」「これは〇日前の話」とすぐ分かるので、私は迷わずに読めました😊
本を開く時間がなかなか取れない…という人は、Audible版もありますよ!
Audibleを実際に使ってみた感想は、こちらにまとめています👇
司書がAudibleを1ヶ月使って、1冊も聴き終わりませんでした|それでも続ける理由
『ふたりの距離の概算』は、Audibleの聴き放題で聴けます(2026年11月時点)。
Audibleには30日間の無料体験があります。登録したら、その日のうちに10分でいいので聴いてみてください👂
『遠まわりする雛』を読んでからのほうがいい?
シリーズの順番どおりに読むのがおすすめです!
この本には、前作から続いている2人の関係の変化が出てきます。
前作『遠まわりする雛』の「手作りチョコレート事件」を読んでいたほうが、より楽しめると思います😊
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アニメ『氷菓』の続きが気になる人へ
アニメ『氷菓』は、『遠まわりする雛』までのお話です。
この『ふたりの距離の概算』は、アニメには入っていません。
なので、「アニメのその後が知りたい!」という人は、この本から読むと続きが楽しめますよ✨
『ふたりの距離の概算』はこんな人におすすめ
- 〈古典部〉シリーズを追いかけている人
- 友情をテーマにした作品が好きな人
- アニメ『氷菓』を見て、その後の展開が気になった人
〈古典部〉シリーズの順番
『ふたりの距離の概算』は〈古典部〉シリーズの5作目です。
- 氷菓
- 愚者のエンドロール
- クドリャフカの順番
- 遠まわりする雛
- ふたりの距離の概算(この本)
- いまさら翼といわれても
まとめ(ネタバレなし)|「なぜ?」が気になって読み進めたくなる古典部の5作目
『ふたりの距離の概算』は、マラソン大会を走りながら、新入部員の心変わりの理由を推理するお話です。
- 走りながら、部員たちに話を聞いて謎を解いていくのが楽しい
- 時系列が前後するけど、「現在」「過去」の見出しがあるから迷わない
- 288ページを、2日・約2時間半で読めた
- 『遠まわりする雛』まで順番どおりに読むのがおすすめ
アニメ『氷菓』の続きが気になる人も、ぜひ手に取ってみてくださいね😊
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⚠️ここから先はネタバレありです⚠️
謎の答えと結末に触れます。まだ読んでいない人は、ここでストップしてくださいね!
ネタバレありの感想を読む(クリックで開きます)
【ネタバレあり】思わず脳内でお祝いした場面
この本の中で、里志と摩耶花が付き合い出したことが分かります!
「手作りチョコレート事件」で、1年待った摩耶花…。
その想いが報われたのがうれしくて、「よかったね〜!」と脳内でお祝いしていました🎉
【ネタバレあり】大日向さんが古典部に入った理由(277ページ)
終盤、奉太郎と大日向さんが話す場面が、いちばん心に残りました。
大日向さんが、なぜ古典部に入ろうと思ったのか。その理由が分かる場面です。
仲のいいひと見てるのが一番幸せなんです。
この二ヶ月、あたしけっこう、救われてたんだと思う
(米澤穂信『ふたりの距離の概算』角川文庫 p.277より)
このセリフを読んで、ぐるぐる考えてしまいました💦
中学時代は「友達」のそばにいたけど、心の底から楽しめてなかったのかな…とか。
本当は、古典部のみんなとこれから楽しい思い出を作ってほしかった。
でも、そこまで割り切れないのかな…とか。
【ネタバレあり】大日向さんが入部をやめた本当の理由
大日向さんが入部をやめた理由は、中学時代の友達との関係の中にありました。
中学時代に大日向さんが仲よくしていた友達は、家がお金持ちでした。
遊ぶ内容も、とてもお金のかかるものばかり👇
- 岩手へスキー旅行に行く
- 仙台から福岡まで、好きな歌手のライブを追いかける
でも、大日向さんの家では、親からアルバイトを禁止されています。
すぐにお金がなくなってしまい、友達に相談しました。
すると友達は「自分がなんとかする」と言って、祖父をだまして大金を手に入れていたんです…!
大日向さんは怖くなりました。
「これでいいのか」と悩み、友達とちがう高校に進学して距離を取ったんです。
気がかりだったのが千反田さん
ただ、大日向さんには気がかりなことがありました。
それが、千反田さんだったんです。
旧家の千反田家は、社交でいろいろな家と付き合いがあって、顔も広いらしい。
友達との関係が千反田さんに分かってしまうのが怖くなって、大日向さんは入部しないと決めたのでした。
でも、それは誤解だった
ところが、それは誤解でした。
千反田さんは、大日向さんと友達との関係のことを知らなかったんです。
千反田さんは、大日向さんが入部をやめたのは自分のせいだと思っていました。
その日、大日向さんが席を外している間に、大日向さんの携帯を触ってしまったからです。
そして、マラソン大会のあとに謝るつもりでいました。
奉太郎からその話を聞いた大日向さんは、後悔したのでした…😭
ちなみに奉太郎は、大日向さんの友達の名前は「そのこ」ではないかと推測しています。
友達のことを話すときに、「その子」と言いかけて「あの子」と言い直していたからなんです!
名前と音が似ているので、バレるのを恐れたのだろう…と奉太郎は考えたんです。

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