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夕木春央さんの『十戒』、気になっていませんか?
結論から言うと、方舟読んだ?方舟読んだら絶対これも読んで!です😂
『十戒』は、あの『方舟』を書いた夕木春央さんの次の作品です。
私は『方舟』の結末の衝撃が忘れられなくて、「次回作が出たってよ!この作品はどうなんだろう!?きになる〜」という流れで手に取りました。
この記事では、司書歴15年の私が、前半はネタバレなしで短めにお届けします。
後半には、ボタンを押すと開く「ネタバレあり」の感想もあります。読み終わった人だけ開いてくださいね。
『十戒』ってどんな本?
- 書名:十戒
- 著者:夕木春央
- 出版社:講談社(単行本 2023年8月/講談社文庫 2025年8月)
- ページ数:単行本 293ページ/文庫 400ページ
- ジャンル:ミステリー(小説)
私は、職場の大学図書館で単行本を借りて読みました📚
浪人中の里英は、父と一緒に、亡くなった伯父が持っていた枝内島を訪れます。
島にリゾート施設を開業するために集まった、関係者は全部で9人。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺されてしまいます。
そして現場には、十の戒律が書かれた紙が落ちていました。
紙には「殺人犯が誰か知ろうとしてはならない」。守られなければ、島にしかけられた爆弾が爆発して、全員の命が失われる…。
こうして、「十戒」に従う3日間が始まります。
ネタバレなしの感想
『方舟』と同じで、極限状態の中、次どうなるか先が見えない展開にハラハラします!
いちばんハラハラしたのは、犯人が決めた「十戒」に従うしかないところです。
犯人の言うことだと分かっていても、生きて島を出るためには、言うとおりにするしかないんです…。
今回この記事を書くために、2回目を読みました。
正直に言うと、1回目の記憶は犯人と結末のことしか残っていなかったんです😂
それくらい、結末の衝撃が強かったんですよね。
2回目に読んで、犯人のトリックが、より理解できた気がします。
時間がなくても読める?
結論から言うと、読めます!
単行本は293ページです。
1回目は2023年10月、職場の図書館で借りて読みました。
2回目は、4日で読み終わりました。
- 1日目:20分
- 2日目:30分
- 3日目:30分(いいところで昼休憩が終わってしまいました…😂)
- 4日目:20分(朝活中に読み切り!)
合計すると、1時間40分です。
平日は、おもに朝の通勤時間(20分)と昼休み(10〜15分)に読みました。
ただ、これは2回目なので、初めて読む人はもう少しかかるかもしれません。
一気読みしたくなるか?で言うと、止まらないです!
登場人物はメモしながら読むのがおすすめ
私は2回目だったので、細切れに読んでも、すぐ続きに戻れました。
でも初めての人は、登場人物をメモしながら読むのがおすすめです!
この記事に、ネタバレなしの登場人物表を置いておきますね👇
| 名前 | どんな人? |
|---|---|
| 大室里英(おおむろ りえ) | 主人公「わたし」。芸大志望で浪人中の末っ子 |
| 父 | 里英の父。WEBデザイナー(自営業) |
| 沢村(さわむら) | 日陽観光開発の担当者 |
| 綾川(あやかわ) | 日陽観光開発の若い女性の研修社員 |
| 草下(くさか) | 建設会社・草下工務店の社長 |
| 野村(のむら) | 草下と来た女性の設計士 |
| 藤原(ふじわら) | 羽瀬蔵(はぜくら)不動産の男性 |
| 小山内(おさない) | 羽瀬蔵不動産。藤原よりひと回り年上の男性 |
| 矢野口(やのぐち) | 亡くなった伯父の友達 |
本を開く時間がなかなか取れない…という人は、Audible版もありますよ!
Audibleを実際に使ってみた感想は、こちらにまとめています👇
司書がAudibleを1ヶ月使って、1冊も聴き終わりませんでした|それでも続ける理由
『十戒』は、Audibleの聴き放題で聴けます(2026年10月時点)。
Audibleには30日間の無料体験があります。登録したら、その日のうちに10分でいいので聴いてみてください👂
『方舟』を読んでいなくても読める?
結論から言うと、読めます!
『十戒』の事件は、『十戒』だけで問題なく楽しめるはずです。
でも、ぜひ『方舟』から読んでほしいです!
理由は…言いたいけど、言えません😂
『方舟』→『十戒』の順に読んだ人なら、きっと分かってもらえるはず…!
『十戒』はこんな人におすすめ
- 『方舟』を読んだ人
- クローズドサークルものが好きな人
- 結末で「うわ〜まじか!」と驚きたい人
まとめ|方舟を読んだら、絶対これも読んで!
『十戒』は、爆弾がしかけられた島で、「犯人を知ろうとしてはならない」という戒律に従いながら過ごす3日間のミステリーです。
- 『方舟』と同じで、極限状態の中、先が見えない展開にハラハラ
- 2回目は、犯人のトリックがより理解できた
- 単行本293ページ。2回目は4日・1時間40分(通勤と昼休み)で読めた
- 登場人物はメモしながら読むのがおすすめ
『方舟』の感想も書いています👇
【感想】方舟|最後の展開がすごい!【ネタバレなし・あり】
⚠️ここから先はネタバレありです⚠️
真相と結末に触れます。まだ読んでいない人は、ここでストップしてくださいね!
ネタバレありの感想を読む(クリックで開きます)
【ネタバレあり】いちばんハラハラした場面
いちばんハラハラしたのは、最後の犯人からの指示でした!
証拠隠滅のための細かい指示がたくさんあって、でも、これをクリアできたら島を出られる「かも」。
犯人の指示だと分かっていても、従うしかない…。
「これで本当に出られるの!?」と、信じていいのか分からなくて、ずっとドキドキしながら読みました。
【ネタバレあり】いちばん驚いた場面
読み終わったときの気持ちは、「うわ〜まじか!」。驚きと恐怖でした。
いちばん心に残ったのは、単行本p.280の里英の独白です。
「だったら、崖の下の小山内さんの死体を見た瞬間に犯人が分かったわたしは、一体どうすれば良かったのか?」
ここで「えっ!?」と、度肝を抜かれました。
今回は探偵=犯人だったのか〜と思うと同時に、この真相を死ぬまで抱えていかなければならないのか…と、里英に同情してしまいました。
【ネタバレあり】方舟を読んだ人へ
そして、もうひとつ。
綾川=麻衣じゃん!え、また麻衣なの〜〜〜!?😂
『方舟』を読んだ人なら、この気持ち、分かってもらえるはず…!
それから、最後の綾川の別れのあいさつ(単行本p.293)にも、意味があると思うんです。
「――じゃあ、さよなら」
これは、『方舟』で麻衣が柊一に言った最後の言葉と重なっているんですよね…!
この意味は、『方舟』を読んだ人にしか分からないんじゃないかなと思います😊

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