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『愚者のエンドロール』まで読んで、「3作目の『クドリャフカの順番』って、どんなお話?」と気になっていませんか?
結論から言うと、古典部の初めての文化祭がどうなるのか、ずっとハラハラしっぱなしでした!
400ページありますが、3日・2時間で読み終わりました📚
この記事では、司書歴15年の私が、前半はネタバレなしで『クドリャフカの順番』の感想をお届けします。
後半には、ボタンを押すと開くネタバレありの感想もあります。犯人の気持ちに胸がぎゅっとなった話も書いているので、読み終わった人だけ開いてくださいね。
『クドリャフカの順番』の作品情報
- 書名:クドリャフカの順番
- 著者:米澤穂信
- 出版社:KADOKAWA(角川文庫)
- 発売日:2008年5月24日
- ページ数:400ページ
- シリーズ:〈古典部〉シリーズの3作目(『愚者のエンドロール』の続き)
私は職場の図書館で借りて読みました📚
『クドリャフカの順番』のあらすじ(ネタバレなし)
古典部のメンバーにとって、初めての文化祭!
ところが、文集の発注ミスで、大量の在庫をかかえてしまいます。
その数、なんと200部…!
そんな中、文化祭では奇妙な連続盗難事件が起きていました。
盗まれたのは、碁石、タロットカード、水鉄砲…。
古典部の知名度を上げて、文集を売り切りたい!
仲間たちに後押しされて、奉太郎はこの謎に挑むことになります。
文集は売り切れるの?文化祭の行方にハラハラ
山のように積み上げられた文集は、どうすれば売れるのか!?
古典部のメンバーは、文集の売り込みに走り回ります。
そこで知ったのが、学内で起きている連続盗難事件。
犯人は、残したカードで「十文字(じゅうもじ)」と名乗っています。
この事件を解決すれば、古典部の名前が広まって、文集も売れるかも!?
はたして、文集は完売できるのか!?
そして、十文字の正体は…?
文化祭の古典部の行方が気になって、ハラハラしました!
中でも、いちばんハラハラしたのは、見張りまで立てていたのに「どうやって…!?」となる場面です。
くわしくは、後半の「ネタバレあり」に書きますね😊
時間がなくても読める?
結論から言うと、読めます! 私は3日・合計2時間で読み終わりました。
- 期間:10月23日〜25日の3日間
- 読んだ時間:合計2時間
- 一気読みしたくなる?:続きが気になる!
平日は、朝の通勤電車と昼休みに読みました。
休日は、家事と育児の合間と、子どもが寝たあとの夜に読み進めました😊
400ページと聞くと、ちょっと身がまえますよね💦
でも、文化祭と事件の行方が気になって、続きをどんどん読みたくなりました。
本を開く時間がなかなか取れない…という人は、Audible版もありますよ!
Audibleを実際に使ってみた感想は、こちらにまとめています👇
司書がAudibleを1ヶ月使って、1冊も聴き終わりませんでした|それでも続ける理由
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『氷菓』『愚者のエンドロール』を読んでいなくても読める?
結論から言うと、『クドリャフカの順番』のお話だけでも楽しめます!
ただ、作中には『氷菓』『愚者のエンドロール』の登場人物が出てきます。
それに、古典部の文集は、『氷菓』で描かれた事件をもとに作られたものなんです。
なので、できれば『氷菓』『愚者のエンドロール』を読んでから手に取ってほしいなと思います😊
『氷菓』と『愚者のエンドロール』の感想は、こちらにまとめています👇
【感想】氷菓|アニメを観た人にも!読みやすい日常の謎ミステリー【ネタバレなし・あり】
【感想】愚者のエンドロール|氷菓の続きはミステリー色アップ!タイトルの意味も考察【ネタバレなし・あり】
『クドリャフカの順番』はこんな人におすすめ
- 〈古典部〉シリーズが好きで、続きが気になる人
- 『氷菓』『愚者のエンドロール』を読み終えた人
- 先の展開が気になって、ハラハラするお話が好きな人
〈古典部〉シリーズの順番
『クドリャフカの順番』は〈古典部〉シリーズの3作目です。
- 氷菓
- 愚者のエンドロール
- クドリャフカの順番(この本)
- 遠まわりする雛
- ふたりの距離の概算
- いまさら翼といわれても
まとめ(ネタバレなし)|古典部の初めての文化祭に、ハラハラが止まらない1冊
『クドリャフカの順番』は、文集200部をかかえた古典部が、文化祭の連続盗難事件に挑む青春ミステリーです。
- 文集は売り切れるのか?犯人「十文字」は誰なのか?行方が気になってハラハラする
- 『クドリャフカの順番』だけでも楽しめるけど、『氷菓』『愚者のエンドロール』を読んでからがおすすめ
- 400ページを、3日・2時間で読めた
〈古典部〉シリーズが好きな人は、ぜひ続けて読んでみてくださいね😊
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⚠️ここから先はネタバレありです⚠️
事件の真相と犯人に触れます。まだ読んでいない人は、ここでストップしてくださいね!
ネタバレありの感想を読む(クリックで開きます)
【ネタバレあり】いちばんハラハラした場面
連続盗難事件は、五十音順にねらわれていました。
「アカペラ部」から「アクエリアス」、「囲碁部」から「(碁)石」…というように!
奉太郎が突き止めたのは、最後の10番目のターゲットが「古典部」になること。
古典部から、頭文字に「こ」がつくものが盗まれるはず…!
そこで古典部のメンバーは、部室の「校了原稿」を守ることにします。
部室の真ん中に原稿を展示して、まわりに見張りを立てました。
事件の行方が気になって、部室には生徒たちがかけつけます。
古典部は、そこで文集を売っていきました。
そこに、教室を閃光が襲います。
そして、原稿から火が…!
校了原稿は、炎で焦げて、穴があいてしまいました。
まわりを見張っていたのに、どうやって火をつけたの!?
この場面に、とってもハラハラしました♪
【ネタバレあり】読み終えて胸がぎゅっとなった理由
まずは、文集の発注ミスというトラブルがありながらも、無事に乗り越えられてよかった!
でも、犯人の気持ちを考えると、胸がぎゅっとします。
心に残ったのは、犯人の田名辺先輩と奉太郎が向き合う場面です(p.361〜383)。
文化祭の舞台裏の駐輪場で、真相が明かされていきます。
絶望的な実力差を前にすると、人は「期待」せずにはいられません。
でも、「期待」にこたえてもらえないとき、自分の中の期待は「失望」に変わってしまうんですよね…。
田名辺先輩から見て、陸山は圧倒的な漫画の才能を持っている人でした。
去年の文化祭に出した『夕べには骸に』の次回作、『クドリャフカの順番』を描いてくれることを、心から願っていたんです。
ところが陸山は、あっさりと期待を裏切ります。
漫画のことはすっかり忘れて、原作者・安城春菜さんが全力で書いた原作を、開くこともしませんでした。
田名辺先輩は、『クドリャフカの順番』の完成のためなら、何でもするつもりでいました。
でも陸山にとって、漫画を描くことはただの遊びでした。
去年の1回きりだと、割り切れるほどのものだったんです。
自分が求めているものを、実現できる人がすぐそこにいる。
なのに、決して実現されることはない…。
それを目の当たりにしている田名辺先輩の気持ちを思うと、やりきれないなと思います😭

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