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図書館で「何か読みたいな〜」と思って棚の前に立ったのに、結局なにも借りずに帰ってきた…!なんてこと、ありませんか?😂
大人になると、本を選ぶ時間も、読む時間もなかなか取れないですよね。
結論から言うと、大人の本選びは「今日の気分」で決めるのがいちばんラクです!
私自身、大人になってからは、読書に使える時間が少なくなりました。だから、せっかく読むなら面白い本を選びたい!Amazonやブクログ、SNSの評判も気にするようになりました。読み方も、一気読みではなく、スキマ時間に少しずつ読むスタイルに変わっています。
この記事では、大学図書館で司書をしている私ひらぱるが、実際に読んで、大人にこそおすすめしたい小説を5冊、気分別に紹介します✨
大人におすすめの本5選|気分で選べる一覧
| こんな気分のときに | 本 | 著者 |
|---|---|---|
| 心が癒されたい | 西の魔女が死んだ | 梨木香歩 |
| 常識をひっくり返されたい | コンビニ人間 | 村田沙耶香 |
| 生き方をしみじみ考えたい | ライオンのおやつ | 小川糸 |
| 仕事をがんばる自分に効かせたい | 舟を編む | 三浦しをん |
| ほっこりしたい | ツバキ文具店 | 小川糸 |
5冊とも文庫版があるので、バッグに入れてスキマ時間に読むのにもぴったりです。いちばん短いのは『コンビニ人間』の168ページ。「まずは1冊読み切りたい!」という人は、ここから始めるのもおすすめですよ😊
気になる気分のところから読んでくださいね!
心が癒されたいときに:『西の魔女が死んだ』
中学生になってすぐ、学校に行けなくなった女の子・まい。ひと月のあいだ、「西の魔女」ことおばあちゃんの家で暮らしながら、「魔女修行」をすることになります。
私がこの本をおすすめしたい理由は、自然の中での暮らしの描写に、心が癒されるからです🌿
特に好きなのは、畑や庭で採れたもので、おいしいごはんを作る場面です。畑で採れたレタスとキンレンカのサンドイッチ、バケツ一杯の野いちごで作るジャム、庭のミントやセージで作るハーブティー…!読んでいて、思わず「いいなあ」と羨ましくなりました😊 主人公のまいみたいに、おいしいものを食べてゆったりしたいなあ〜と思いました。
毎日バタバタしている大人ほど、この静かな時間の流れがしみるんじゃないかな〜と思います。
- こんな人におすすめ:疲れていて、やさしい話が読みたい人
- 文庫版:226ページ(新潮文庫)
常識をひっくり返されたいときに:『コンビニ人間』
36歳、コンビニでアルバイトを続けて18年になる古倉恵子が主人公のお話です。第155回芥川賞を受賞した作品です。
この本は、私にとってこれまでの固定観念が一気にひっくり返った衝撃作でした…!😳
後半、長く勤めたコンビニをやめることになった恵子は、生きる目的を失って自堕落になってしまいます。しかも転がり込んできた無職の同居人・白羽は、なぜか恵子にだけ働かせようとして…!?
そして最後に、恵子はある場面で「自分が何者なのか」を自覚するんです。ここはぜひ本で読んでほしいので、ナイショにしておきますね🤫
正直、主人公のことはちょっと怖かったです😂 でも読み終わって、自分とはかけ離れた価値観でも、それで他人をはかることはできないと思ったんです。コンビニで働くことで本人が幸せを感じているなら、他人がとやかく言うことでもないのかな〜って。
本を閉じたあとも、「普通」ってなんだろう?としばらく考えました。
この本を読んで気づいたのは、私が思っている「普通」は、他人から見ると全然普通じゃないということでした。
- こんな人におすすめ:いつもと違う読書体験がしたい人、短めの小説が読みたい人
- 文庫版:168ページ(文春文庫)
生き方をしみじみ考えたいときに:『ライオンのおやつ』
若くして余命を告げられた雫が、瀬戸内の島のホスピスで最後の日々を過ごすお話です。ホスピスでは毎週日曜日に、入居者がリクエストした「おやつの時間」があります。
物語の終わりが近づくにつれて、雫は、自分がこれまでにたくさんの愛情を受けてきたことに気づいていきます。そしてその愛情は、大切な人たちが亡くなったあとも、ずっと続いているんです。
後半では、雫がリクエストしたおやつも登場します。おやつの描写がやさしくて、育ての父親とのエピソードは涙なしでは読めませんでした…😭 何のおやつかは、ぜひ本で確かめてみてくださいね🤫
死ぬことと生きることは、反対のようでいて、本質的には一緒なのかな〜と思いました。
大好きな人に「大好き」と言える幸せって大切だなと、心があたたかくなる作品です。
- こんな人におすすめ:自分や家族の生き方を、ちょっと立ち止まって考えたい人
- 文庫版:276ページ(ポプラ文庫)
仕事をがんばる自分に効かせたいときに:『舟を編む』
出版社の営業部にいた馬締光也が、辞書編集部に引き抜かれ、新しい辞書『大渡海』づくりに取り組むお話です。2012年の本屋大賞を受賞しています。
私はこの本の、仕事に真摯に取り組む姿に胸をうたれました。
司書の仕事にも重なると感じたのは、一つの結果は、地道な作業の繰り返しの上に成り立っているということです。
たとえば先日、大学の夏休みで利用者が少ない時期に、書架の一斉清掃をしました。棚や本のホコリを払って、乱れた本の並びを整えて、順番の間違いや、はがれそうなラベルを見つけたら補修して…。細かいことでも見つけると気になっちゃうので、根気が必要な作業でした😂
ほかにも、年度末の購入申請の締切が近づくと、先生方が本を選びやすいように、学科ごとの専門書のリストを作ることがあります。出版社やキーワードで選んで、すでに図書館にあるか、ほかの学部の注文と重なっていないかも確認して…。間違いがないように、何回もチェックしています。
毎日の仕事に疲れたとき、「ちゃんとやろう」ってもう一度思わせてくれる1冊です😊
- こんな人におすすめ:仕事にモヤモヤしている人、コツコツ続けることが好きな人
- 文庫版:347ページ(光文社文庫)
ほっこりしたいときに:『ツバキ文具店』
鎌倉で小さな文具店を営みながら、手紙の代書を請け負う鳩子のお話です。
鎌倉の町並みが素敵で、出てくるご飯がとにかくおいしそうなんです〜!🍙
特に印象に残っているのは、代書を頼んできた「男爵」から、お礼に鰻をごちそうになる場面です。その前に寄ったイタリア料理店の、生ハムや蟹味噌ソースのバーニャカウダもおいしそうで…!老舗の鰻屋さん「つるや」では、ごはんの中にも蒲焼きが隠れている「二世帯住宅」というメニューを食べていて、なんて豪華なの〜!と思いました。
この鰻屋さんは、鳩子が亡くなった祖母(先代)と、お祝いごとのたびにうな重を食べた思い出のお店です。それを思い出して鳩子が涙する場面が印象的でした。それまで口が悪くて怖い印象だった男爵が、不器用ながらに慰めてくれて、イメージが変わりました😂
鎌倉を散歩しているような気分になれるので、遠出できない週末にもぴったりです。
- こんな人におすすめ:ほっこりしたい人、手紙や文房具が好きな人
- 文庫版:346ページ(幻冬舎文庫)
図書館で借りるときのちょっとしたコツ
地元の図書館で私がよくやっているのは、ネットで予約して、取り置きしてもらう方法です。多くの図書館では、ホームページから本を探して予約できます。用意ができたら取りに行くだけなので、棚の前で迷う時間もかかりません😊
話題の本や人気の本は、予約がたくさん入っていることもあります。そんなときは、予約してのんびり待つのが私のスタイルです。順番が来るまでは、ほかの本を読んでいればOK!
せっかく借りたのに、忙しくて読めないまま返却日…ということもありますよね😂
でも大丈夫です!司書の私から見ても、返却期限さえ守ってもらえれば、特に困ることはありません。予約が入っていなければ、延長できることも多いですよ。
「読めなかったらどうしよう」と思っている人は、こちらの記事も読んでみてください👇
まとめ:今日の気分で、図書館の1冊を選んでみてください
| こんな気分のときに | 本 |
|---|---|
| 心が癒されたい | 西の魔女が死んだ |
| 常識をひっくり返されたい | コンビニ人間 |
| 生き方をしみじみ考えたい | ライオンのおやつ |
| 仕事をがんばる自分に効かせたい | 舟を編む |
| ほっこりしたい | ツバキ文具店 |
大人の読書は「ちゃんと読まなきゃ」より、「今の自分に合う1冊」を気軽に借りてみるくらいがちょうどいいと思います。
次に図書館へ行ったら、ぜひ気になった1冊を探してみてくださいね〜!📚✨
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