読書習慣を身につける小さな工夫5選|今日からできる簡単な方法

【読書コラム】

はじめに

「読書を習慣にしたいけれど、なかなか続かない…」
そんなふうに感じている人は多いのではないでしょうか。

私自身も、社会人になってからは仕事で疲れて「今日は本より休みたい」と思ってしまったり、結婚して子どもができてからは家事や育児に追われて、なかなか落ち着いて本を読む時間を確保できなかったりと、長年悩んできました。

けれども、読書には“知識を得る”以上の大きなメリットがあります。海外の研究では、わずか6分の読書でストレスが68%軽減されるという結果が報告されており、日々の疲れやストレスを抱える現代人こそ「読書」を習慣にすべきだといえます。

私は図書館司書として日々本に触れていますが、そんな立場から見ても「読書は生活をより豊かにしてくれる習慣」だと実感しています。

そこで今回は、私がこれまで試してきた 小さな読書習慣の工夫5選 をご紹介します。特別な準備やスキルは必要ありません。忙しい毎日の中でも、ちょっとした工夫で無理なく取り入れられる方法ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

読書習慣を作るための小さな工夫5選

1日5分だけ読むと決める

「1日30分読書しよう」と意気込んでも、毎日続けられなければ挫折してしまいがちです。大切なのは、まずハードルを下げること。例えば「寝る前に5分だけ」と決めておくだけで十分です。

5分なら簡単に達成でき、達成感が得られます。そして不思議なことに、5分読んでいるうちに「もう少し読みたい」と思えてきて、気づけば10分、15分と自然に読書時間が伸びていきます。

私自身も朝活の一環として「朝にコーヒーを飲みながら5分だけ読む」と決めてみました。すると1週間後には、自然と20分以上本を読む習慣が身についていました。

読む場所を固定する

読書習慣を身につけるには、「読書する場所」をあらかじめ決めてしまうのも効果的です。たとえば、リビングのソファやお気に入りの椅子など、家の中で“ここは読書用”というスペースをつくってみましょう。

人は行動と場所を結びつける傾向があります。そのため「この場所に座ると本を読む」というルーティーンができると、自然と読書が習慣になります。

私の場合は、リビングに置いたニトリの“人をダメにするクッション”が専用スポット。そこに座る(というか寝そべる?)ときは必ず本を開く、とルールを決めました。もちろん、そのまま寝てしまうことも多いですが(笑)、それもまた心地よい読書時間だと思っています。

持ち歩き用の本を1冊決める

通勤時間や電車の待ち時間、病院の待合室など、日常の中には意外と多くの“スキマ時間”があります。ついスマホを触ってしまいがちですが、その時間を読書に充てれば、驚くほどページを進めることができます。

私の場合は、電車で5駅分の通勤がありますが、この時間に本を読むだけで1週間に1冊ペースで読み終えることができます。わざわざ特別な時間を確保しなくても、スキマ時間を積み重ねれば立派な読書習慣になるのです。

ポイントは、いつでも読めるように 文庫本や電子書籍リーダーを常にカバンに入れておくこと。これだけで、「スマホを開く」習慣が「本を開く」習慣に変わっていきます。

読みかけでもOKとする

読書を続けるコツは、ハードルを思い切り下げることにあります。よく「最後まで読まなきゃいけない」と思い込んでしまいますが、実はそんなルールはありません。途中でやめたって、誰にも迷惑はかからないのです。

しんどくなったら閉じてもいいし、好きなシーンや章だけ拾い読みしても立派な読書です。1行でも本を開いたのなら、それは確実に「読んだ」ということ。

大切なのは、本を読むことで得られる 学びや楽しみ。完読するかどうかではなく、本から何かを感じ取れるかどうかに目を向けると、もっと気楽に、そして長く読書を続けられるはずです。

SNSでシェアする

読書を習慣にするためには、ひとりで完結させず、誰かと共有するのもおすすめです。SNSに「今読んでいる本」や「読んだ本の感想」を投稿すると、自然と読書が楽しいコミュニケーションのきっかけになります。

私もX(旧Twitter)のアカウントで、本の感想や紹介をよくシェアしています。するとフォロワーさんから「その本面白そう!」と反応をいただけたり、コメントを通じて同じ本を読んでいる人と繋がれたりします。

また「いいね」や反応をもらえると、それが次の読書へのモチベーションになるんです。「次はどんな本を読んで紹介しようかな」と思えるのも、SNSシェアの大きなメリットだと思います。

まとめ

私が実践している読書習慣の作り方をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

  • 1日5分だけ読むと決める
  • 読む場所を固定する
  • 持ち歩き用の本を1冊決める
  • 読みかけでもOKとする
  • SNSでシェアする

読書を「大変なこと」と捉えて悩んでしまうよりも、小さな工夫を一つずつ積み重ねていくことが、習慣づけの一番の近道だと思います。

そして、私自身もまだまだ試行錯誤の途中です。「どうすればもっと気軽に、楽しく読書できるか?」を考えながら、日々工夫を重ねています。

皆さんの「この方法よかったよ!」という読書習慣のアイディアがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

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