はじめに
お盆休み明けの月曜日。私は心の中でこう決意していました。
「お盆休みは子どもたちのお世話で忙しかった分、たくさん本を読むぞ!」
…ところが、蓋を開けてみれば全然読めてない!
お盆休み前に「これだけは読みたい!」と図書館で借りた本も、結局は読めないまま返却。しかも予約本だったので延長不可…。泣く泣くカウンターに返したとき、心の中では「またやってしまった」と反省モードでした。
図書館司書という職業柄「いつでも本を読んでいるんでしょ」と言われますが、実際は仕事や家事・育児に追われて、軽率に借りては読めずに返す…を繰り返す日々。何がしたいんだ私は。
(でもこれ、案外図書館司書あるあるなのでは…とひそかに思っています)
でも、待って。今の私には、この気持ちを綴れる場所(=ブログ)があるじゃないか!
どうせなら「読めなかった理由」すら記録にしてしまえ。そう思い立ち、今この文章を書いています。
というわけで今回は、今週の読書日記ならぬ 「読書できなかった言い訳日記」 をお届けします。
長期休み明けのゆる〜い気持ちで、お付き合いいただければ嬉しいです。
言い訳その1:子どもの発熱で看病モード突入
「今年のお盆休みは、誰も体調を崩さなくてよかった」──そう思った瞬間、それはフラグでした。今週初め、年中の下の子が久々に発熱。慌てる母、私。
「休み中にどこかで感染症をもらってきてしまったのでは…!?」
人込み、暑さで外したマスク、最近また増えているというコロナ…。いろんな可能性が頭をよぎりますが、考えている暇もなく看病モードに突入です。
熱で苦しそうな子に水分を飲ませ、少しでも食べられそうなごはんを用意し、そして最大のミッションは座薬を入れる攻防戦(これがまた大変!)。実家にも助けてもらいながら、数日間は看病に全力を注ぎました。
当然のように、夜は子どもと一緒に寝落ち。
本を開くどころか、手に取ることすらできませんでした。1ページどころか1行も読めない日々。
でも、これは仕方ないですよね。
看病は母の大切な役割ですし、これぞ正真正銘の「読めない言い訳」。
幸い、下の子も今はすっかり元気になって「お休みの日は何して遊ぼうかな〜」なんて言っています。どうやらただの風邪だったようです。ほっとひと安心。
言い訳その2:スマホでSNSに吸い込まれた
「ちょっとXを見てから本を読もう」──その油断が罠でした。
通知を開き、タイムラインを流し読みして、素敵な読了ポストに「いいね」を押し、気づけば好きな作家さんが一緒の方を見つけてすかさずフォロー。
そうしているうちに、あっという間に30分経過。さらに1時間経過。
結局、布団に入る直前までスマホを触ってしまいました。現代人の典型的な夜の過ごし方ですね。
とはいえ、SNSは単なる時間泥棒ではありません。
読書仲間とつながれたり、新刊やおすすめ本の情報を得られたり、時には読書意欲を刺激してくれる大切なツールでもあります。だから「全くの無駄」というわけではないんですよね。
要は、距離感の問題。
そこで私は、とりあえず 「寝る30分前はスマホを触らない」 を小さな目標に掲げることにしました。果たして続くのか…それはまた次回の「言い訳日記」で報告するかもしれません(笑)
言い訳その3:【悲報】コーヒーは睡眠導入剤
子どもが寝た後、「よし、ここからが私の読書タイム!」と意気込み、まずはコーヒーを淹れてソファに着席。ここまでは完璧でした。
…が、不思議なことにそのあとの記憶がありません。
気がついたら朝。目の前のテーブルには、全く読めていない本と、飲みかけの冷めきったコーヒーが並んでいました。
「え、コーヒーって眠気を覚ますものじゃなかったっけ?」と首をかしげる私。
どうやら私にとってコーヒーは、集中力アップの飲み物ではなく、心地よいリラックス効果をもたらす睡眠導入剤らしいです。
「コーヒーを飲んで読書」は、残念ながら私には不向きなのかもしれません。
まとめ:言い訳もまた、読書生活の一部
こうして振り返ってみると、「読めなかった理由=言い訳」にも、子どもの成長や生活習慣、ちょっとした日常のクセが反映されているんだなと気づきました。
もちろん「言い訳をなくして読書時間をつくる」のが理想ですが、毎日完璧に読書できなくてもいい。むしろ「読めなかった理由」を笑って書けるくらいの余裕があったほうが、読書習慣は長続きする気がします。
そして何より、「今日は読めなかったな…」と思う日も、頑張った自分に向かって「毎日お疲れ様」と言ってあげたい。読めなかったことを責めるよりも、まずは日々を生き抜いた自分を褒めてあげることが、次の読書につながる気がします。
なのでこれからも、読めた日も読めなかった日も、ゆるっと記録していきたいと思います。
皆さんは今週、どんな「読めなかった言い訳」がありましたか?
ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。
コメント