お仕事小説おススメ5選│モチベーションが上がる感動と共感の物語

【まとめ・特集】

はじめに

お盆休みがもうすぐ終わりますね。
「また仕事が始まる…」と考えると、ちょっとブルーな気持ちになる方も多いのではないでしょうか。

そんな時こそ、物語の力気持ちをリセットしませんか?
今回は、仕事に対するモチベーション自然と上がるおすすめのお仕事小説5作品をご紹介します。
自分の仕事に誇りを持ち、困難にも負けず懸命に働く登場人物たちの姿は、きっとあなたの心を打ち、やる気スイッチを押してくれるはずです。

『本日は、お日柄もよく』/原田マハ

OLの二ノ宮こと葉は、ひそかに想いを寄せていた幼馴染・今川厚志の結婚式に出席していた。
絶望的な気分で披露宴に臨んだこと葉は、そこで伝説のスピーチライター・久遠久美と出会う。
彼女の魂を揺さぶるスピーチ衝撃を受けたこと葉は、弟子入りを決意し、言葉で人の心を動かす仕事の世界へ飛び込んでいく――

相手に気持ちを伝えることの難しさと、その大切さを教えてくれる本作。スピーチライターという少し珍しい職業を通して、「言葉が人の人生を変える瞬間」を体感できます。大事な人への感謝祝福を、きちんと伝えたくなる――そんな温かい余韻が残る一冊です。

『県庁おもてなし課』/有川浩

地方の県庁に新設された部署「おもてなし課」。
若手職員の掛水は、観光促進や地域活性化を目指し、部署の実績を上げるために奮闘する。
しかし、前例のない仕事に戸惑いながらも、仲間や地域の人々と関わる中で、少しずつ成長していく。

最初から最後まで、登場人物たちの仕事にかける情熱に、胸を打たれる物語です。特に、地方公務員たちが地元への愛情を胸に、地域をより良くしようと奔走する姿には心が熱くなります。観光や地域づくりに関心のある方はもちろん、働くことの意味を改めて考えたい人にもおすすめしたい一冊です。

『舟を編む』/三浦しをん

営業部員の馬締光也は、言葉への鋭い感性を見込まれ、辞書編纂チームに引き抜かれる。
膨大な語彙と向き合い、言葉の力や奥深さを一冊にまとめる作業は、地道で果てしないもの。
しかし、上司や同僚、監修を務める研究者たちと力を合わせながら、理想の辞書完成を目指して奮闘していく。

この作品は、仲間を信頼し、切磋琢磨しながら目標に向かって努力し続ける姿を丁寧に描いています。一人では成し遂げられない仕事も、仲間と共に歩めば前に進める――そんな当たり前でありながら最も大切なことを、静かな感動と共に教えてくれる一冊です。

『ガラスの海を渡る舟』/寺地はるな

大阪の商店街近くにガラス工房を構える兄妹を描いた物語。
兄・道は人とのコミュニケーションは苦手だが、職人としての腕は確か。一方、妹・羽衣子は職人としての腕はまだ伸び悩むが、経営面や兄のサポートに力を注ぐ

本作は、自分の才能や強みどう見つけどう活かすかというテーマが丁寧に描かれています。仕事や将来に迷う若い世代はもちろん、社会人になってからも「自分らしい働き方」を考えるきっかけになる一冊です。兄妹が互いに支え合いながら成長していく姿から、チームワーク自己理解大切さを学べます

『オレたちバブル入行組』/池井戸潤

大志を抱きメガバンクのエリートとなった半沢直樹
彼を待ち受けていたのは、融資先の会社の倒産や、上司からの責任追及といった過酷な現実
しかし、半沢は不正理不尽に屈せず、自らの信念を貫き、リベンジ劇を繰り広げていく。

本作は、銀行員という職業を舞台に、仕事に対する誇りや責任感、そして信念を持って挑む姿を描いたお仕事小説です。困難に立ち向かい、信じる道を歩み続ける半沢の姿から、働く人が忘れがちな「仕事のやりがい」と「誇り」を改めて学べる一冊です。

さらに、テレビドラマ化・映画化もされた大ヒット作品としても知られており、原作と映像作品の両方で楽しむことができます。

お仕事小説の魅力と読み方のコツ

  • お仕事小説を読むことで得られる3つのメリット
  1. 職場や人間関係の雰囲気の追体験
  2. キャリアや働き方のヒントを得る
  3. モチベーションを高める・悩める感情の整理
  • 現在や、未来に就きたいと思っている職種をテーマにした作品だと、参考にしやすい
  • 逆にまったく関係のない職種でも、何か新しい発見・刺激があるかも

まとめ

どの作品にも共通しているのは、登場人物たちの仕事に対するひたむきな姿勢です。
困難に立ち向かいながらも、自分の役割を全うし、人と人とが支え合いながら成長していく姿は、読む人の心に強く響きます。物語を通して、社会全体に必要な「チームワーク」の大切さも改めて感じられるでしょう。

今回ご紹介したお仕事小説には、あなたの背中を「大丈夫」とそっと押してくれるメッセージが込められています。低下したモチベーションを上げたい通勤前や、久しぶりの仕事を終えてほっと一息つきたい休憩時間にもぴったり。ページをめくれば、きっとあなたのやる気スイッチが再び入ります。

本からエネルギーをチャージして、また誰かのために自分のために、お仕事頑張りましょう。

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