子育て中でも読めた!ワーママが選ぶ 心に残る読書10冊【忙しくても読書はできる】

子育て中でも読めた

はじめに

子育てと仕事の両立。1日があっという間に過ぎて、自分の時間なんてほとんどない…そんな中でも、本が心を支えてくれる瞬間ってありますよね。

私はワーキングマザーとして、毎日バタバタの生活を送っています。でも「寝る前の10分だけでも読みたい」「心が疲れた日に癒されたい」と思い、本を読む習慣を細々と続けてきました。

この記事では、そんな私が実際に読んで「これは読んでよかった!」と感じた10冊を紹介します。どれも、子育て中でも読みやすく、深い余韻が残る作品ばかりです。

1. 『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ

親が何度も変わった少女の物語。でも、不幸ではない。むしろ「人に恵まれる」ことの豊かさを教えてくれる一冊。

家族のあり方に悩んだとき、これを読むと「こういう形もあるんだ」と優しい気持ちになれます。章ごとにテンポよく進むので、すきま時間にも読みやすいです。

2. 『アルプス席の母』早見和真

高校野球に青春をかける息子と、それを支えるシングルマザーの物語。息子の進学をきっかけに、大阪へ引っ越す母の決意と葛藤が、胸にしみます。

母親の「見守るしかない」もどかしさに、何度も共感しました。子どもを信じるって、こんなにも難しく、尊いことなんですね。

3. 『夜明けのすべて』瀬尾まいこ

PMSとうつ病。ふたりの主人公がそれぞれの“生きづらさ”を抱えながらも、職場で少しずつ心を通わせていく物語です。

誰も悪くない。でも、うまくいかない日がある。そんな日々を丁寧に描いてくれます。安心感のあるやさしい読後感で、癒されました。

4. 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ

「誰にも届かない声」を持つ少年と、それを救おうとする女性。重たいテーマだけど、読み進める手が止まりません。

子どもと向き合うことの難しさ、そして自分自身を見つめ直す勇気をくれる一冊でした。読み終えた後、深呼吸したくなるような作品です。

5. 『ツナグ』辻村深月

「一度だけ、死者に会わせてくれる」不思議な仲介人・ツナグが、人々の“もう一度会いたい人”との再会をつなぐ短編集。

1話ごとに完結するので、1日1話のペースでも読めます。大切な人への思い、自分の人生の振り返りに自然とつながっていく作品です。

6. 『ひと』小野寺史宜

突然親を亡くし、社会に出たばかりの青年が「人」に支えられていくお話。シンプルな文体なのに、すっと心に入ってきます。

忙しさで人に優しくできないときに読むと、自分の余裕を取り戻せる気がしました。静かな読後感が魅力です。

7. 『かがみの孤城』辻村深月

現実世界で居場所を失った子どもたちが、鏡の中の城で出会い、心を通わせていくファンタジー。

読みながら「自分の子どもが、もしこういう気持ちだったら…」と考えさせられました。母としても、ひとりの人間としても深く響く物語です。

8. 『ツレがうつになりまして。』細川貂々

夫がうつ病になったときのエッセイ漫画。深刻なテーマながら、イラストとユーモアで優しく伝えてくれます。

家族の中で誰かがしんどくなったとき、どう支え合うか?と考えるきっかけになります。疲れた日にさっと読めるのも◎。

9. 『ナラタージュ』島本理生

感情の機微が丁寧に描かれた大人の恋愛小説。子育てや家事とはまったく違う世界に没頭したくて、読んだ一冊。

時には「母」「妻」ではない自分を思い出す時間も大切だと気づかされました。

10. 『今日も一日きみを見てた』角田光代

育児の記録を淡々と綴ったエッセイ。派手さはないけれど、「そうそう、わかる…!」の連続です。

忙しい毎日があっという間に過ぎていくけれど、小さな一瞬がちゃんと積み重なっている。そんな気持ちになります。

まとめ

子育て中でも、少しの時間があれば本は読める。むしろ、忙しいからこそ、読書で得られる癒しや気づきが大きいと感じています。

今回紹介した10冊は、どれも「すきま時間で読める」「共感や癒しをくれる」作品ばかりです。同じように日々奮闘しているママたちの読書の参考になれば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました