図書館ってこんなに使える!司書が教える5つの活用法
「図書館って、本を借りるところでしょ?」
そんなイメージを持っている方、実は多いのではないでしょうか。
でも実は、図書館には“使わないともったいない”便利なサービスがたくさんあるんです!
今回は、大学図書館で働く現役司書の視点から、「図書館の活用法」を5つに絞ってご紹介します。
① レポートや論文の強い味方「OPAC&データベース」
OPAC(オーパック)とは?
図書館にある本を検索できるオンラインの蔵書検索システムのことです。
大学の授業でレポート課題が出たとき、まずGoogleで調べていませんか?
もちろんネットも便利ですが、信頼性の高い情報や専門的な資料を探すには、図書館のOPACや電子データベースを使うのが圧倒的におすすめです。
例えば以下のようなサービスがあります:
- 新聞記事データベース
- 学術論文検索(CiNii、J-STAGEなど)
- 電子書籍・電子ジャーナル
レポートの質をワンランク上げるためにも、ぜひ使ってみてください!
② 時間を有効活用できる「予約・取り寄せ」サービス
「読みたい本が貸出中で使えない…」そんな経験はありませんか?
そんな時は、予約機能を使えば、本が返却され次第、取り置きしてもらえます。
また、自分の所属するキャンパスに資料がない場合でも、他キャンパスや他機関からの取り寄せが可能な場合があります。
📦 たとえば…
○○キャンパスにない本を、○○キャンパスから取り寄せ可能!
数日で受け取り可能です◎
「図書館って不便…」と感じていた方にこそ使ってほしい便利機能です。
③ 静かに集中できる「学習スペース」としての活用
図書館には、本を借りるだけでなく、落ち着いて勉強できる環境が整っています。
例えば、
- 個人学習席(静かに集中できる)
- グループ学習室(話し合いOK)
- Wi-Fi・パソコン・印刷機の完備
最近はコンセント付きの座席や、予約制のスペースなども整備されており、勉強・読書・就活対策など様々なシーンで利用できます。
「カフェより集中できる」と利用する学生さんも多いです☕
④ 全国の資料も探せる「相互貸借サービス(ILL)」
ILL(Inter Library Loan)とは?
他大学や図書館から資料を借りたり、論文のコピーを取り寄せたりする制度です。
自分が利用する図書館に資料がない場合でも、他の図書館と連携して、資料を入手できることがあります。
卒業論文や専門分野の研究では、非常に頼りになる制度なので、覚えておいて損はありません。
不明な点があれば、カウンターで司書に相談してくださいね。
⑤ 調べ物のプロ「レファレンスサービス」を活用しよう
「どんな資料を探せばいいのか分からない」「キーワードが思いつかない」
そんな時こそ、レファレンスサービスの出番です。
司書は「調べるプロ」。テーマに応じて、資料の探し方や検索のコツ、本の紹介などを行います。
🗣 「明治時代の女性の教育」について調べたいけど、どこから手をつければいい?
→ 司書に相談すれば、図書・論文・データベースの使い方を案内してもらえます◎
初めて利用する方も、遠慮なく声をかけてくださいね。
まとめ|図書館を「使い倒す」ことで学生生活が変わる!
図書館は、「本を借りる」だけの場所ではありません。
情報収集・学習環境・相談窓口など、使い方次第で学生生活のあらゆる場面をサポートしてくれる場所です。
ぜひ気軽に足を運んで、気になるサービスを1つでも試してみてください📖
📌 おすすめの使い方 まとめ
- OPAC・データベースで効率よく調べる
- 予約&取り寄せで時間を有効活用
- 学習スペースをフル活用
- ILLで他館の資料も取り寄せ
- 困ったら司書に相談!
図書館は、あなたの学びの“味方”です🌿
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